海外プロジェクト(JICA パキスタンプロジェクト)に社員を派遣!
株式会社水みらい広島は、JICA(独立行政法人国際協力機構)が発注したパキスタン国パンジャブ州上下水道管理能力強化プロジェクトフェーズ 2に電気技術専門家として参加しました。日本政府及びパキスタン政府の定める新型コロナウイルス感染症対策の中、2021年9月25日から2021年11月4日まで(現地 37 日間)現地視察およびヒアリング等を行いました。
本プロジェクト2024年3月までの3年間継続し、パキスタン国パンジャブ州の主要5都市(ラホール、ファイサラバード、グジュランワラ、ムルタン、ラワルピンディ)の上下水道事業の改善を図ります。
水みらい広島では「世界水潤」という新しいポリシーのもと、グローバル人材の育成を推進し、国内外の上下水道事業に対しても貢献できる企業を目指します。
〇本プロジェクトの背景と概要
パキスタン国パンジャブ州の主要5都市(ラホール、ファイサラバード、グジュランワラ、ムルタン、ラワルピンディ)では、各都市の上下水道公社(Water and Sanitation Agency、以下「WASA」という。)が上下水道サービスを担っていますが、運転維持管理面や財務面で多くの課題を抱えています。
この状況に対応するため、上記5都市のWASA は課題に対応する人材の育成を目指す研修施設を立ち上げましたが、運営管理体制が十分に整備されませんでした。
JICAは、この課題に対応するため「パンジャブ州上下水道管理能力強化プロジェクトフェーズ1」(2015 年7 月~2018 年7 月)を実施し、上記研修施設における研修システムの構築、研修講師の研修実施能力の強化等を支援しました。フェーズ1の支援を通じて、現場作業で必要となる実務的なスキル研修が提供できていないことや、WASAの内部研修実施体制が確立されていない等の新たな課題が明らかとなりました。
今回のフェーズ2 (2021年2月~2023年1月)では、WASAの要望に合致する新規研修の提供、既存研修コース内容の改善、現場職員へ研修成果を浸透させる内部研修体制の構築を実施します。これにより、WASAの研修システム構築と、継続的な研修実施に寄与します。
( 現場でのヒアリングの様子) (州政府とのミーティングの様子)