当社は，2016年1月20日（水）広島国際会議場において，当社設立3周年記念事業第二弾として，国立研究開発法人 国立環境研究所　石飛 博之 理事による講演会「東日本大震災の教訓に学ぶ水道広域化と官民連携の必要性」を開催いたしました。

当日は，広島県企業局をはじめとした広島県内の水道事業体様，日頃より当社が大変お世話になっている広島県内を中心とした民間企業の方々，県立広島大学の方々，銀行，マスコミ関係など，業界を越え合計196名にご参加いただきました。

寒気がことのほか厳しい中，ご参加いただきました皆様に，心から感謝申し上げます。

石飛理事は，厚生労働省や環境省にて水や環境に長年携わってこられたご経験を踏まえ，
東日本大震災発生当時の，水道水供給に必要不可欠な「電力」の確保，および放射性物質による汚染の対策について，当時の困難さがうかがえる重みのある口調で語られました。
また，新水道ビジョンに基づく広域化・官民連携の推進については，国の施策や事例紹介を交えながら，熱い口調で今後の水道事業運営のあり方について語られ，その継続性について問題提起をされました。

質疑応答の際には聴講者と活発な意見交換がなされ，中央行政の視点から今後の水道事業について考える場を提供していただきました。また質問者との応答の中で，官民連携の一方策として，公民の人材交流を推進することが望ましいというご意見もいただきました。

当社は，国内初の民間主導型公民共同企業体として，「公民連携により広島県内に水道技術者を残す」という最も重要なミッションを再認識し，今後も継続的な水道事業運営のパートナーとして人材育成に積極的に取り組んでまいります。